イーソルは10月30日、同社のTRONベースソフトウェアプラットフォーム「eT-Kernel Platform」ユーザ向けに、産業機器向け機能安全規格「IEC61508」への適合を支援する「eT-Kernel Platform Industrial Safety Package」を提供すると発表した。

「eT-Kernel Platform Industrial Safety Package」は、産業機器を開発するメーカーが「IEC61508」の認証を取得する際に必要となる、セーフティ・マニュアル、セーフティ・レポートなどのドキュメントで構成される。同パッケージを導入することで、産業機器における機能安全規格の適合と認証取得にかかるコストの低減に貢献するという。

同社は11月19日から21日までパシフィコ横浜にて開催される「Embedded Technology 2014(ET2014)」に出展し、eT-Kernelプラットフォームのデモ実演および「eT-Kernel Platform Industrial Safety Package」の紹介を行う予定。

なお、「eT-Kernel Platform」の主な構成要素であるリアルタイムOS「eT-Kernel」と開発ツール「eBinder」は、「IEC61508」の安全度水準(SIL)3での第三者認証機関による認証を、2014年第4四半期に取得する見込みとのこと。