Wind Riverは10月7日(現地時間)、リアルタイムOS(RTOS)「VxWorks」の次世代版向けセキュリティプロファイル「Security Profile for VxWorks」を発表した。

同プロファイルにより、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)のデバイス、データ、IPを保護する高度なセキュリティ機能が「VxWorks 7」に追加される。具体的には、ブートアップ、運用、データ伝送、電源切断時など、すべての段階でネットワーク対応デバイスを保護できる。また、IPの盗用やコードのリバースエンジニアリングも効果的に防止する。さらに、ブートアッププロセスの各段階でバイナリを検証するセキュアブート、不正な実行やコードの改ざんを防止するセキュアなランタイムローダ、不正アクセスからのデバイスの保護やユーザによるポリシーとパーミッションの定義・適用が可能な高度なユーザ管理、および同社の最新のセキュリティプロトコルであるWind River SSL、SSH、IPsecなどを搭載してネットワーク通信を確実に保護するネットワークセキュリティ、TrueCryptに対応したAES暗号化でファイルコンテナをサポートする暗号化コンテナなど、ソフトウェアベースの包括的なセキュリティ機能が提供される。

この他、セキュリティクリティカルなアプリケーションについては、相互運用性をテスト・検証済みのWibu-Systems製ハード/ソフトウェアベースソリューション「CodeMeter」とのシームレスな統合により、プロファイルを強化できるとしている。