Maxim Integratedは10月1日(現地時間)、開発期間とR&Dコストを削減するMPOS(Mobile Point of Sale)リファレンスプラットフォーム「MPOS-STD2」を発表した。

同プラットフォームにより、R&Dコストの削減と同時に、製品設計およびPCI認定審査の迅速な進行による開発期間の短縮が実現するため、例えば、支払い端末のプロバイダは、さまざまな事業規模、およびセキュリティに厳しいユーザーを新しいモバイルペイメント市場に対応させることができる。同プラットフォームには、EMV L1スタック、内蔵Bluetooth/NFC、完全なハードウェア高速化暗号ライブラリ、および第三者機関の試験施設によるPCI PTS 4.0準拠の事前評価を受けた包括的なセキュリティ対策一式が含まれている。さらに、ユーザーの最終製品のPCI準拠をさらに確実にする特徴を取り入れた完全な機械的設計パッケージも含まれている。

また、DeepCover MPOSシステムオンチップ(SoC)「MAX32550」を基盤として、ほぼすべての重要なシステムレベルのMPOS端末の要件が取り入れられており、内蔵暗号/物理セキュリティ要素、スマートカードインタフェース、磁気ストライプリーダ、TFT/セキュアキーパッドコントローラ、A/Dコンバータ(ADC)、D/Aコンバータ(DAC)、および追加のカスタマイズ用の多数のシリアルインタフェースが含まれている。「MAX32550」には、108MHzのARM Cortex-M3、1MBのフラッシュメモリ、および256KBのNVSRAMが内蔵されている。