東京エレクトロン デバイス(TED)は10月2日、Freescale Semiconductorの「i.MX6」を搭載したスタンドアロン動作可能なCPUモジュール「i.MX6シングルボードコンピュータ(FS-CPU-CORE)」を開発し、サンプル出荷を開始したと発表した。

同製品は、高性能・低消費電力・長期供給が可能なARM Cortex-A9マルチコア内蔵の「i.MX6」を搭載した小型CPUモジュールである。スタンドアロン動作の実現により、小規模システムからオプションの拡張ボードと組み合わせた大規模システムへの対応まで、幅広い機器の効率的な開発を実現する。「i.MX6」は、デュアルコアARM Cortex-A9(最大1.0GHz)もしくはクアッドコアARM Cortex-A9(最大1.0GHz)から選択できる。また、メモリはDDR3 SDRAMを512MB(オプションで最大1GB)、NAND型フラッシュメモリを4GB搭載しており、micro SD(SDXC)カードスロットを1チャネル有している。さらに、インタフェースはUSB2.0 OGT、10/100/1000M Ethernet、UART、LVDSなどをサポートしている。

なお、TEDでは、同製品をベースとした搭載OSの変更など、ユーザーの用途に合わせた本体および拡張ボードのカスタマイズ対応(設計受託)、および量産に対応するマニュファクチャリングサービス(製造受託)の提案を行っている。

「i.MX6シングルボードコンピュータ(FS-CPU-CORE)」