米アドビ システムズは、グローバル企業の重要な無形資産である創造性の定量化を目的として、Forrester Consultingに委託した最新調査の結果を発表した。この調査により、事業展望に関する創造的な意見や創造的な企業活動および企業文化が、事業を成功に導くための条件となる、イノベーションの推進、優れた人材とリーダーシップの育成、ブランド認知度の向上等に影響を与えることが明らかになったという。

調査結果を掲載しているアドビ システムズのコーポレート・コミュニケーションブログ

同調査は、2014年5月に、創造性が企業業績にどのような影響を与えるかを理解するため、様々な業界で300社を超える大規模グローバル企業のシニアマネージャーにインタビューを行ったもの。対象となったのは、クリエイティブソフトウェアの導入に影響を及ぼす、米国、英国、フランス、オーストラリア / ニュージーランド、韓国、日本、およびドイツの大企業の意思決定者となっている。

発表によると主な調査結果として、「創造性の向上に取り組む企業は、同業他社より高い増収率を達成」「創造性の高い企業ほど市場シェアが高く、競争優位を確保」「対象者の大半が創造性の向上により好影響がもたらされると回答しているが、自社の創造性については『高くない』と回答した企業が全体の61%を占めている」「創造性の高い企業ほど働きがいのある企業として評価されている」の4つが挙げられている。

アドビのデジタルメディア担当シニアバイスプレジデントであるデイビッド ワドワーニ氏はこの調査結果に対して、「大手企業は、戦略、カルチャー、技術革新、顧客エンゲージメントといったビジネス環境のあらゆる側面に、創造性を注ぎ込む必要があるという点に気づいている」とコメントしている。

なお、今回の発表の詳しい内容は、アドビ システムズのコーポレート・コミュニケーションブログに掲載されている。