日立製作所は英国のロンドンに研究開発拠点「欧州原子力研究センタ(ENRC)」を2014年9月30日に開設すると発表した。

同社は、今回設立するENRCを通して、英国をはじめとする欧州の大学との共同研究を行い、欧州がこれまで蓄積してきた先進技術と日立の沸騰水型原子炉(BWR)技術を融合し、より安全で高効率の原子力技術の開発を目指すという。

具体的には、作業員の放射線被ばく量を低減する技術や原子力プラントの稼働率を高める技術を開発することで、BWR設計への適用をめざすとともに、中長期課題である廃棄物量の削減や、原子力施設の廃炉コスト低減についても取り組んでいく。

同社は英Horizon Nuclear Powerを買収したり、マンチェスター大学と作業員の放射線被ばく量を低減する技術の共同研究を開始するなど、欧州の原子力発電における社会インフラの発展に取り組んでおり、今後も英国内の大学などとの連係を深めていくとのこと。