富士通ビー・エス・シー(富士通BSC)は、デバイス制御ソフトウェア「FENCE-G」の新バージョンを10月1日に提供開始する。スマートフォンやデジタルカメラなどのデバイスをPCにUSB接続して利用する際に制御できる新機能を追加した。

FENCE-Gは、業務レベルの役割に応じたアクセス権限を設定し、堅牢なアクセスコントロール基盤を構築するソフトウェア製品。情報の流出経路となる外部デバイス(USBメモリ、CD/DVD、フロッピーディスクやMOなど)、PCから参照可能なネットワーク上の共有フォルダへのファイルの読み書き、プリンタへの印刷操作を制御できる。

近年、スマートフォンやタブレットを業務活用する企業が増えているが、一方でデータ転送や充電を目的にそれら端末をPCへUSB接続する際のセキュリティ対策が重要となっている。FENCE-Gは、データ伝送プロトコル(MTP:スマートフォンやデジタルカメラなどをPCにUSB接続してファイル転送するための接続方式)に対応することで、さまざまなデバイスの使用可否を的確にコントロールし、企業におけるワークスタイル変革の推進をセキュリティ面からサポートする。

価格は、1アカウント当たり6480円。PC1台ごとに1アカウントの購入が必要となる。