日立公共システムは9月16日、同社の提供する自治体ホームページの構築を支援するソリューション「4Uweb Web ユニバーサルデザインソリューション」に災害情報自動配信サービスを追加し、自治体向けコンテンツマネジメントシステム「4Uweb/CMS」のオプション「災害情報自動配信システム連携」として、10月1日から提供開始すると発表した。

4Uweb Web ユニバーサルデザインソリューションとは、障がい者や高齢者など誰もが使いやすいホームページの構築を支援するソリューション群。Webサイト構築の企画やデザイン、システムの導入、公開後の運営など一貫したコンサルティングサービスのほか、自治体・学校向けCMSやサイト内検索システム、自動翻訳サービスなどを提供する。

今回提供を開始する「災害情報自動配信システム連携」は、全国の地方公共団体・市町村の多くが導入する「J-ALERT(全国瞬時警報システム)」から配信される災害情報を、「4Uweb/CMS」で作成したWebサイトに自動反映するというもの。同システムは、日立ソリューションズの提供する「ADWORLD 災害情報一元配信システム」の「災害情報を自動表示する機能」を活用している。

災害情報を自動表示する機能のイメージ

災害情報自動配信システム連携は、災害情報をWebサイトに自動掲載するだけでなく、スマートフォンや携帯電話、タブレットなどモバイル端末での閲覧にも対応。新規情報の配信時には、システムに登録したメールアドレスへお知らせメールを送信することができ、配信された情報は、静的な一覧表示だけでなく、動的なテロップ表示も可能だ。

同サービスの販売価格は、初期導入費用が150万円(税別)~、保守料が月額3万円(税別)~となる。