NTTデータは9月8日、ベンチャー企業との連携による新規ビジネス創発活動を本格始動すると発表した。

同社では2013年9月に、オープンイノベーションをキーワードに、組織の枠組みを越え社内外から広く知識・技術・人脈の結集を図り、新規ビジネスの創発を目指すフォーラム「豊洲の港から」を設立。毎回テーマに合わせ、先進的取り組みを行っているベンチャー企業5社程度を集め、NTTデータの顧客(金融機関、政府機関等)やベンチャー企業、およびNTTデータの新規ビジネス企画部門の社員、あわせて総勢100名超の参加者によるオープンイノベーションビジネス創発の議論を行ってきた。

その結果、決済・金融分野や公共分野における新規ビジネスの実現に向けたプロジェクトが具体化されたもので3件、具体化に向け検討中の案件が20件以上誕生している。

これらの成果、ならびにTechnology Foresightの情報社会トレンド・技術トレンドを踏まえ、NTTデータでは、先進的取り組みを行っているベンチャー企業との連携による新規ビジネス創発活動を本格始動させる。

具体的には、2014年4月に設置したオープンイノベーション事業創発室を中心に、これまでの「豊洲の港から」の取り組みを加速させ、広く世界中のベンチャー企業と連携することで、2014年度に12件の新規ビジネスPOC注3案件の創出を実現し、今後5年間で100億円以上のビジネス案件創発を目指すという。

フォーラム「豊洲の港から」目的