スティーブン・スピルバーグ製作×アカデミー賞女優ヘレン・ミレン主演『マダム・マロリーと魔法のスパイス』(11月1日公開)の日本版予告編が8日、公開された。

ヘレン・ミレン演じる主人公のマダム・マロリー

本作は、マダム・マロリー(ヘレン・ミレン)が経営する伝統的なフレンチ・レストランと、道を隔てた真ん前に新たにオープンした、インドから移住してきた頑固な父と息子ハッサン(マニッシュ・ダヤル)たち一家が経営するインド料理店が巻き起こす攻防戦を軸にした物語。

マダム・マロリーは、ミシュランから1つ星を獲得している自分の店にもう1つ星を増やすことを目指して日々奮闘している。そんなある日、ハッサンとその家族が経営するインド料理店がオープン。マダム・マロリーは、いちいち気に障るライバル店の父に敵意を燃やし、2つのレストランによる戦いは激化するが、ハッサンが亡き母から譲り受けた魔法のスパイスと絶対味覚のセンスが、両店主の心を溶かしていく。

今回公開された予告編は、亡き夫から受け継いだ店を守ろうとするマダム・マロリーの姿と、異国の地で奮闘するハッサンとその家族が、"食"の力によって変わっていく姿が描かれている。マダム・マロリ―にとって、ハッサン家族は目の敵だが、絶対味覚という才能を持つハッサンの料理を口にした時、彼女の何かが変わる。純粋な性格と発想力豊かな食のセンスで、周囲を虜にし、人と人との絆を強くしていくハッサン。彼の成長とともに、家族、恋人、異国文化同士のつながりが起こす、心温まるストーリー展開になっている。

映像では、本作の隠れた主役でもある色彩豊かな食材や料理も次々に登場。青空市場に並ぶ野菜、フルーツをはじめ、トマト、チーズなどを頰張るシーン、フレンチやインド料理などが見られる。また、本作ではフランス料理の基本であり、最も難しいとされる"オムレツ"が鍵となるが、劇中に登場するハッサン流"ハーブ入りオムレツ"のレシピが入ったノートブックが、9月13日に販売開始となる前売り鑑賞券の特典としてプレゼントされることも決定した。