舞台挨拶の様子。最後は竹内力の号令によるコール・アンド・レスポンスで締めくくられた。

本日8月30日に公開初日を迎えた、井上三太原作の実写映画「TOKYO TRIBE」。新宿バルト9では舞台挨拶が行われ、鈴木亮平ら総勢12名のキャストと園子温監督、および原作者の井上が登壇した。

園監督は大勢のキャストに「壮観ですね」と笑いながら、「現場は本当に闇鍋のよう。でもいろんなものがごった煮になりながら調和して、ピースフルな感じになった」と撮影時の雰囲気について述懐。原作者の井上は「原作者として一言だけ。うれしいよー!」と叫んだ後「TOKYO TRIBE!」でコマネチ風のポーズを決め、喝采を浴びた。

またメラ役の鈴木亮平は、トロント国際映画祭への出品も果たした本作について「『世界よ、こんな映画を作れるものなら作ってみろ!』という気持ち」と、出来に自信を見せた。さらに「日本人、そして園子温監督にしか作れない映画」と大絶賛し、思わず園監督も「ありがとう!」と声を上げる。

最後に「こんなラップミュージカルを観て、ここに本人たちがいたら……皆、生ラップを聴きたいんじゃないかなあ?」という井上の言葉から、鈴木とスンミ役の清野菜名が作中のラップを披露。さらに海役のYOUNG DAISも「トロントに行っても絶対この『TOKYO TRIBE』の映画、度肝抜きに行くぜ」とラップで挨拶し、場内を大いに沸かせていた。

そのほか舞台挨拶には佐藤隆太、竹内力、叶美香、中川翔子、大東駿介、石田卓也、市川由衣、石井勇気、坂口茉琴が登壇。なおコミックナタリーでは映画の公開を記念し園監督と井上との対談を公開中なので、こちらも併せてチェックしてほしい。