中国の若者は日本同様、毎日職場ではパソコン、家ではスマホに一日中向き合っている。当然、肩こりに悩む人は多く、若い人でも街のマッサージ店に通い詰めている人は多い。そんなこり性の中国人たちに話題なのが、日本の国民的常備薬とも言える消炎鎮痛剤「サロンパス」。日本土産、さらに日本からのインターネット個人輸入「代購」で、サロンパスは人気商品となっている。
「家に必須の常備薬」
中国版ツイッター「ウェイボー」でも、多くのネットユーザーがサロンパスについてつぶやいている。肩こりがひどい若者が自分で愛用することも多いが、「家に必須の常備薬」「自分にいっぱい買い物をしたんだから、お父さん・お母さんにもよくしないと、と思ってサロンパス買ってあげた」と、家族サービスの一環としてサロンパスを買っている人もいるようだ。
中国人ネットユーザーがウェイボーで掲げるサロンパスの魅力は、「はがしやすさ」と「かぶれなさ」。「サロンパスははがす時に痛くない」「きれいにはがれる」と、その快適な使い心地を中国人ネットユーザーは喜んでいる。
効き目が強すぎる中国品より便利
中国の薬局でも、身体のこりや痛みを和らげる貼り薬は売られている。中には、「1回貼ればツボを24時間刺激する」といううたい文句の1枚60元(約1,000円)ほどの高級なものもあり、貼り薬のバリエーションは多い。しかし、こうした貼り薬は効き目が強い半面、強烈な匂いがしたり、かぶれたりすることも多い。その点、サロンパスは手軽でさわやかな使い心地が人気ようで、「サロンパスはかぶれなくていい」「数日連続して貼っても大丈夫」という人もいる。
はがす時に痛くなく、かぶれにくいサロンパスは、中国でも子供から年配者まで使えて家族内でも人気なよう。一部のネットユーザーの家では、「香港から個人輸入サービスで届いたサロンパスを、おばあちゃんに隠された」というつぶやきも。人気のあまり、争奪戦になっている家庭もあるようだ。
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