ヴァリューズはこのほど、サイト訪問者数に関する2014年上半期ランキングを発表した。これをもとに、前年からの伸び率が高いサイトにおける集客状況の変化を分析している。

同調査は、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を用いて、2014年上半期(1月~6月)における流入上位サイト(500サイト)について、サイト訪問者数を調査したもの。

2014年上半期において、訪問者トップを獲得したサイトは「Amazon.co.jp」だ。これに、「楽天市場」「Yahoo! Japan」「Yahoo! 知恵袋」「YouTube」と続く。

全訪問者数トップ20(2014年上半期) 資料:ヴァリューズ

ただし、2014年上半期における流入上位サイト(500サイト)の訪問者を昨年上半期と比較したところ、前年比93.3%となり、昨年よりも訪問者数が6.7ポイント減少した。流入上位20サイトのうち、前年比増となったのは「NAVERまとめ」(前年比105.8%)と「Yahoo!ニュース」(前年比103.7%)の2サイトのみだった。

昨年上半期に対して減少した理由について、スマートフォンの普及により、サイトへのアクセスがPCからスマートフォンへシフトしていることが挙げられている。

こうした環境でも、健康食品や食材宅配などの「食品・飲食」業界は前年比130.7%の伸び率を記録しており、同社は、消費者の美容・健康に対する関心の高まりや宅配サービスの拡充が、サイト訪問者数増加に貢献していると分析している。

「食品・飲料」業界のサイト 前年比トップ10(2014年上半期) 資料:ヴァリューズ