同展のポスター

国立民族学博物館と国立新美術館は、東京都・国立新美術館で行われた展覧会の巡回展となる「イメージの力 - 国立民族学博物館コレクションにさぐる」を開催する。会期は9月11日~12月9日(毎週水曜休館、祝日の場合翌日休館)、開館時間は10:00~17:00(入館は16:30まで)。会場は大阪府・吹田市の国立民族学博物館 特別展示館。入館料は一般830円、高校・大学生450円、小・中学生250円。

同展は、国立民族学博物館(以下、「みんぱく」)が所蔵するコレクションのなかから約600点の造形を精選し、"イメージのつくり方や受けとめ方に、人類共通の普遍性はあるのか?"という問いに対する答えを観覧者とともに体感的にさぐる試みを展開するもの。国立新美術館での開催時には、6万人の観覧者を動員したという。

また、同展は近現代美術を中心にした展覧会を開催する「国立新美術館」と、世界各地の造形物や生活用具など、約34万点を所蔵するみんぱくというふたつの機関が共同で企画した内容で、みんぱくのコレクションを国立新美術館の空間において展示し、さらにそこで成立した展示を博物館で再展示する。通常は入館料が必要だが無料観覧日も設定されており、9月13日、9月15日、11月3日、11月15日・16日がそれにあたる。

木彫(龍)

棺桶(ライオン)

仮面「キフェベ」

そのほか、展覧会に関連したイベントも多数開催。なかでも、トークイベント「イメージの力」では、 音楽、デザイン、小説といったフィールドで活躍する3名のトップクリエイターが、「イメージの力」について語り、その創作活動に迫る内容を全3回で展開する。第1回(9月27日 13:30~15:00(12:30開場))のゲストは歌手のUA、聞き手はみんぱく助教の川瀬慈および齋藤玲子。第2回(10月19日 13:00~14:30)のゲストはデザイナーの三木健、聞き手はみんぱく 教授の吉田憲司。第3回(11月29日 13:30~15:00)のゲストは作家のいしいしんじ、聞き手はみんぱく 准教授の山中由里子。いずれも事前申し込み不要の先着順入場で、第1回の参加費は無料、第2回は本館展示観覧券または特別展示観覧券、3回は特別展示観覧券が必要(催し自体の参加費は無料)。これ以外にもさまざまな講演会やワークショップが行われるため、詳細は同館のWebページを参照してほしい。