CA Technologiesは7月25日、経営戦略説明会において、日本市場の現状と今後に対する方向性を示唆し、今後の具体的戦略として、「社員の能力開発」「革新的な製品・取組み」「パートナー・ビジネスの拡大」「顧客満足度の向上」を強化する方針を発表した。

同社は、新たに「Business, rewritten by software(ビジネスはソフトウェアによって書き換えられる)」というコーポレート・スローガンを掲げ、これに基づいて中核となるマネージメント・クラウド、DevOps(デブオプス)、セキュリティの3分野への投資を強化する。

今回、発表された日本市場に向けた具体的な経営戦略は「社員の能力開発」「革新的な製品・取組み」「パートナー・ビジネスの積極的な拡大」の3つ。

「社員の能力開発」としては、社内のキャリア・プログラムとして2012年10月より実施している「タレント・ディベロップメント・プログラム」に投資を続け、社員の能力開発に力を入れる。

「革新的な製品・取組み」としては、4月にAPIセキュリティ/管理製品「CA Layer 7」、6月にはDevOpsを支援する継続的デリバリー製品「CA LISA Release Automation」、メインフレーム・クラウド・ストレージ製品「CA Cloud Storage for System z」など多くの新製品を日本市場に投入しているほか、2014年第2四半期には、データセンター・インフラストラクチャ・マネジメント製品「CA DCIM」や戦略的IT投資管理を支援するモバイル・アプリケーション「CA Clarity Playbook」といった新製品を市場投入する。

CA Layer7 API Portal

「パートナー・ビジネスの積極的な拡大」においては、パートナー企業とのリレーション構築の機会として「CA Technologiesパートナー・エクスチェンジ(CAPE)」を今年度4回実施する。あわせて、システム・インテグレーター、MSP、OEM、コンサルティング等多角的なパートナーシップの拡大を図る。

既存および新規のパートナー企業に対しては、パートナートレーニングや共同マーケティングを行うなど、パートナー・プログラムを増強する。これらの活動により、パートナー企業との相互の情報交換と信頼関係を構築し、パートナー企業と同社のビジネス発展のみならず、日本のIT産業全体の活性化を促進することを目指す。