15日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『ロンドンハーツ』のドッキリ企画で、姉御肌の青葉を演じた女優・川上ジュリアが話題になっている。

映画『LIQUID』で青葉を演じた川上ジュリア

15日の放送では、お笑い芸人・狩野英孝に"映画監督ドッキリ"が仕掛けられた。「映画を撮ってみないか」とオファーされた狩野は、脚本・監督・主演・主題歌のすべてを担当。大手映画製作会社協力のもと3カ月をかけた壮大なドッキリ企画で、完成した映画『LIQUID』には女優・入山法子や俳優・渡辺裕之、市川勇など本格的なキャスト陣が出演した。

映画は約30分の短編で、歌の夢があきらめられないユキオ(狩野)の家に金融屋が借金の取り立てに来るシーンからスタート。借金を返すことができないユキオは、金融屋の勧めで誰も寄り付かないとある採掘所で働くことになる。そこを仕切るのは、親方(渡辺裕之)率いる採掘チーム。慣れない現場に最初は役に立たないユキオだったが、時間と共に仕事にも慣れ、周囲との仲も次第に深まっていく。ところがそれはすべてユキオの計画通りだった。

放送後、ネットでは『LIQUID』について「意外と面白い」と高評価の声も。一方で、作品と合わせて注目を集めたのが親方の娘・青葉役を演じた川上ジュリアだった。放送後からTwitterの話題のワードとして急上昇し、川上本人も自身のTwitterとブログにランキングの画像を掲載し、「ロンハー効果だぁぁぁ!! ありがとうございます!! こんなことある!1位」「ランキング1位頂きました」と喜びを爆発させた。

所属事務所によるとブログアクセス数も数倍を記録しているそうで、川上本人も「ロンドンハーツみてくれてイイねやコメント下さった方々ありがとうございます 川上ジュリアといいます!笑 これからもよろしくお願いします」と反響に感謝。放送から数日後もTwitterには「高校野球の子ね。 可愛くなった」「やっぱ、この人の勢いが好き…そして、エンディングダンスのきれ良すぎ」「舞台挨拶のときとか 半端ねえかわゆさ」「 ぐぅかわやったな」「しばらく見ない間に いい女優さんになってた」などの声が上がっている。

劇中での青葉はちょっと暴力的な姉御肌キャラ。ユキオに「一番気性が荒いのは青葉ちゃんやからな」と紹介したメンバーには「バカなこと言ってんじゃねぇよ!」と怒鳴りながら尻を蹴り上げ、つまみ食いをしようとした父である親方には包丁を投げ「おい…なにしてんだよオヤジ」と迫力満点のにらみ。採掘所チームが小競り合いをはじめた際も「いい加減にしな!」とドスのきいた声で一蹴するなど、強烈なインパクトを残した。

川上の幼少期は今作の役柄とは正反対な引っ込み思案。その性格を直すために、母の勧めで7歳の時に歌とダンスのレッスンをはじめる。2005年に11歳で参加したオーディション「a-motion」の2次審査(地方大会)で落選。悔しさからリベンジを誓い、翌年に1万人の中からグランプリを受賞した。2009年9月にボーカルのみで構成されたバンド・JURIAN BEAT CRISISでデビュー。2011年には「ABC 夏の高校野球応援ソング」に「ずっとここから」が採用され、「熱闘!高校野球マネージャー」も務めた。近年では女優としても活躍。2013年にはMBS・TBS系ドラマ『悪霊病棟』で鈴木彩香役を演じた。今後の活動にも注目が集まる。