「ぱとりしあ 3G」

共同印刷は7月11日、スマートフォンやタブレット端末に組み込み可能な画像認識技術「ぱとりしあ」がバージョンアップし、ジョインテックスカンパニーが発行するフライヤーカタログ「イチオシ家具」「防災のキホン」に採用されたと発表した。

「ぱとりしあ」は、スマートフォンなどのカメラを認識対象画像にかざすだけで、対応するコンテンツなどを呼び出すことができる画像認識技術。

認識可能な画像の形態はこれまで矩形(四角形)のみだったが、今回、「矩形以外」の切り抜き画像や部分画像にも認識できる「ぱとりしあ 3G」を開発した。

「ぱとりしあ 3G」では、アプリを立ち上げると表示されるメニューから、利用したいカタログや雑誌などの媒体を選び、選択後は、ディスプレイに表示されるガイドマークを誌面のガイドマークへ重ねるようにかざすことで、リンク先の動画コンテンツなどが従来よりも速い体感速度で表示される。

また、画像の一部分を認識ガイドとして利用できるため、楕円形のガイドマークをまんがキャラクターの顔にかざすと隠しコンテンツへリンクする仕掛けなど、宝探しゲームのような要素を持たせることも可能。

販売価格は1カ月15万円~(画像認識エリア5カ所までの登録を含む初期設定費、5000アクセスまでの利用料)。なお、現在対応のアプリはiPhoneおよびiPad版で、Android版も7月中にリリース予定。