野村総合研究所(以下、NRI)は、情報システムの統合運用管理機能をクラウドで提供する「mPLAT(エムプラット)」サービスを8月から開始すると発表した。

「mPLAT」提供イメージ

本サービスにより、これまで、自社で構築する必要があった運用管理システムや、運用業務プロセスが、クラウドで提供されるため、最適化された統合運用管理機能を短期間で利用開始できる。

「mPLAT」は、NRIが自社開発した統合運用管理ツール「Senju　Family(センジュ・ファミリー)」をベースに構築したシステム運用基盤を、アマゾンウェブサービス(以下、AWS)を活用して提供するクラウドサービス。運用管理の対象となる企業側の情報システムは、オンプレミス(自社内構築システム)・クラウド環境のいずれでも利用できる。

AWS上に構築されたクラウドサービスに接続することにより、短期間で利用開始することができ、NRIのシステム運用ノウハウをテンプレートとして提供。

システム監視やジョブ管理といった基本的な機能以外に、利用者からの問い合わせや障害への対応記録を残すためのインシデント管理、システムの利用状況を把握する稼働統計、システムが行う自動化などの機能もあわせて提供。それらに加えて、初期構築サポートやツールの維持管理、要員教育などの支援サービスも同時に提供する。

利用ライセンスは「ベース」と「オプション」から構成され、「ベース」サービスの利用料金は、初期費用が50万円から、また月額利用料は25万円(いずれも税別)から。「オプション」サービスは、個別見積りで提供される。