トプコンは7月7日、測定の速さと高精度を高次元で両立させ、BIM(Building Information Modeling)からCIM(Construction Information Modeling)まで広範囲にわたる作業に対応する3Dレーザスキャナ「GLS-2000」を発表した。

同製品は、スキャニング自体の高速化とともに、機械の設置からターゲットの設置、周囲の写真撮影まで一連の作業をトータルで速く効率的に行える。また、独自の測定エンジンを搭載し、低ノイズなデータを取得できる他、本体の傾きを補正する2軸チルトセンサを搭載し、高精度測定を実現している。さらに、マルチレンジスキャニングにより、350mまでの長距離を幅広いレンジで測定が行える。加えて、測定対象や要求精度に合わせた5種類の測定レンジモードを搭載し、用途に合う最適なデータ取得が可能となっている。

そして、高品質点群データを取得する「Precise Scan Technology II」エンジンを搭載し、これまで以上に高精度で緻密なデータ取得が可能となった。この他、フルドームスキャニングで、水平方向360度、鉛直方向270度という広い測定範囲を確保しており、天頂まで測ることができるので、トンネル、橋梁の下部、室内などでも簡単に測定を行うことができる。

なお、価格はオープン価格。7月より発売する。

トプコンの3Dレーザスキャナ「GLS-2000」