日本科学未来館(未来館)では7月2日から、企画展「トイレ? 行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい」を10月5日まで実施中だ(画像1)。それに先立ち、前日にプレス向け内覧会が実施され、実際に楽しんできたのでその模様をお届けする。

画像1。巨大洋式トイレの外見をしたすべり台。大人も大丈夫

トイレネタというか、タイトルにそのものズバリの言葉があって、きっと初めて目にした時は誰もが、「あぁ、子供向けの企画なんだな」と思うことだろう。男子小学生など、まさに好みそうなネタなので、筆者も子供向けと思った1人だった。

きっと、うんちをガマンすることは体によくないので、学校でしたくなった時はちゃんとすること、それを周囲の生徒ははやし立てたりしないことといった、男性なら小中学校時代に誰もがバツの悪い思いをしたことのあるトイレの個室にまつわる啓蒙的な話とか、食べたものがどう体内で変化していくのかといった話、衛生面の話などが子供向けに楽しみながら解説されており、お父さんお母さん(おじいちゃん・おばあちゃんとかでももちろんOK)に、ぜひ小学生のお子さんと来てね、という内容なのだろうと思っていた。

ところが、そんな単純な作りのものではなかった。もちろん、今述べたような内容も含まれており、小学生にもぜひ見てほしいのだが、それよりも上、大人にも見て欲しい内容だったのである。さすがは未来館。なめていた。ごめんなさい。大人もしっかり見られる内容で、パネルの内容などをしっかりと読めば読むほど、「むむ…」と考えさせられる内容なのだ。親子で楽しむこともできるけど、親子で考えて話し合うこともできる内容というわけである。