エス・アンド・アイは、札幌ドームにスマートフォン内線化ソリューション「uniConnect(ユニコネクト)」を提供したことを発表した。uniConnectは、NECネッツエスアイにより、電話交換機(PBX)「NEC UNIVERGE(ユニバージ)SV9500」と連携した電話システムとして納入。これにより、固定電話のほか、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンによる電話の内線化が実現した。

札幌ドームにおけるIP-PBX「UNIVERGE」と「uniConnect 3」の連携

uniConnectは、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンに企業の電話番号を持たせたダイヤラーアプリケーションと、企業内に設置する専用システムを連携させるもの。通信キャリアと契約する携帯番号に加えて会社の固定番号をスマートフォンで利用できるようになり、会社の固定番号にかかってきた電話を時間や場所を問わずスマートフォンで受けることが可能となる。

また、スマートフォンに標準搭載されているダイヤラーとuniConnectダイヤラーを使い分けることで、通信費を分計することができるため、精算手続きなどの負担なしに公私分計も可能だ。

札幌ドームは、老朽化したPBXのリプレイスのほか、社員が場所を問わずスマートフォンで電話を受けられる環境としてのスマートフォンの内線化を検討していたという。これにともない、PBXを提供するNECネッツエスアイと、uniConnectの販売代理店であるオムロンフィールドエンジニアリングが構築の協力を行い、PBX「UNIVERGE SV9500」と連携したスマートフォン内線化ソリューションとして導入することとなったという。