JR東海は6月26日、東海道新幹線に使用しているマルチプルタイタンパーについて、機能を改良した車両に取り替えることで、保線作業における安全性の向上や効率化、異常時における対応力の向上を図ることにしたと発表した。

マルチプルタイタンパーは、砕石のつき固め作業を行ってレールの歪みを是正する保守用車で、バラスト軌道における列車の高速走行時の安全性乗り心地の確保に貢献する。

マルチプルタイタンパーは、まくらぎ直下の砕石をつき固めて充填し、レールのゆがみを直し、年に1度、東海道新幹線全線で実施する。

マルチプルタイタンパー

つき固め作業の様子

東海道新幹線には地震対策として脱線防止ガードがレールに沿って取り付けられており、つき固め作業の前にガードの転換作業が必要だった。今回、つき固め作業に影響のない位置まで、つき固め作業ユニットを移動できる構造に改良することで、事前のガードの転換作業が不要となる。

改良されたつき固め作業ユニット

また、マルチプルタイタンパーが脱線した場合に早期復旧が可能となるよう、脱線復旧用の固定ジャッキを車両に新設される。

新設された脱線復旧用固定ジャッキ(写真は軌道用モーターカー)

平成27年度より4年間かけて、保有する全10両を交換する予定。