サイバーエージェントは6月24日、福利厚生サービス代行事業を運営する米AnyPerk,Inc.の第三者割当増資を引き受け、出資したことを発表した。

AnyPerk,Inc.は米シリコンバレーのベンチャー企業で、Web上で配布されるクーポンなどのPerk(特典)を、社員の福利厚生を目的とした企業に提供する「AnyPerk」を運営している。

AnyPerkは交通機関のチケット、フィットネスセンター、エンターテイメント、旅行の割引チケットなどのさまざまな特典に対応しており、企業の社員は、これらの特典を1人あたり毎月10ドルで受けることができる。

同サービスは2012年3月に提供が開始され、米国のSquareやPinterestといったスタートアップ企業など、すでに約2500社に導入されているという。

サイバーエージェントは、スタートアップ企業において、金銭面以外のメリットによる労働環境の向上を重要視する傾向が高まるなかで、AnyPerk, Inc.がWebクーポンなどを活用した福利厚生サービスの分野で大きな優位性を持つことから、今回の出資を決定したという。