AKB48の木崎ゆりあが、中井貴一主演の時代劇映画『柘榴坂の仇討』(9月20日公開)に出演することが17日、明らかになった。

映画『柘榴坂の仇討』に出演する木崎ゆりあ

本作は作家・浅田次郎の短編集『五郎治殿御始末』の中で、名作の1編とされる「柘榴坂の仇討」を原作に、『沈まぬ太陽』の若松節朗監督がメガホンをとり、音楽を久石譲が担当。中井貴一、阿部寛、広末涼子のほか、中村吉右衛門が19年ぶりに映画出演を果たすなど、公開前から話題を集めている。

本格時代劇に初めて挑む木崎は、居酒屋・ツルで働く町娘のユキを演じる。金吾(中井)の身を案ずる妻・セツ(広末)と共に働き、周囲を笑顔で明るく支える。木崎は「念願の京都で、そして本格的な時代劇に初めて参加させていただき、共演者の皆様の演技を間近に観る事が出来てとても勉強になることが多かったです」と撮影を振り返り、「普段の言葉使いとは全然違うところは難しくて、たくさん怒られましたが、その分たくさん学ぶ事があり、お芝居ももっと上手になりたいなと思いました」と成長をうかがわせた。

物語のはじまりは安政七年(1860年)。彦根藩士・志村金吾(中井)は、時の大老・井伊直弼(中村)に仕えていたが、桜田門外で水戸浪士に襲われ、目の前で主君を失ってしまう。両親は自害し、妻・セツ(広末)は酌婦に身をやつし、金吾は仇を追い続ける。それから13年後の明治六年(1873年)、金吾は最後の仇となる佐橋十兵衛(阿部)を探し出すも、皮肉にもその日に「仇討禁止令」が布告される。