米Amazon.comが同社のアプリストア「Appstore」で配布しているAndroid端末用アプリが240,000個を超えたと発表した。1年前から3倍近い増加だ。

登録アプリ数240,000個は、GoogleのGoogle PlayやAppleのApp Storeの1200,000個以上に比べると少ない。InstagramやFacebook Messenger、WhatsAppなど、Appstoreから入手できない人気アプリも多い。分野別でもエンターテインメントは充実しているが、プロダクティビティアプリが少ないという偏りがある。

そうした中、AmazonはIDCに依頼したアプリ開発者に対するアンケート調査の結果を紹介して、Kindle Fireプラットフォームに対する開発者の高い満足度をアピールしている。Kindle Fireからの累計売上が他のプラットフォームと同等以上と答えた開発者が65%。そのうちアプリ/ユーザーごとの平均売上が他のプラットフォームと同じ、またはKindle Fireが上回ると答えた開発者は74%だった。また開発者の76%が、Kindle Fireプラットフォームが新しい市場セグメントにリーチするのに効果的と回答した。

Amazonは6月18日に米シアトルで製品発表会を開催する。米メディアは、同社が初のスマートフォンを発表し、Kindle OSプラットフォームがタブレットからスマートフォンに市場を拡大すると予想している。