Lotus・Fは、全世界でスマートフォンアプリを売買することが可能なM&Aプラットフォーム「AppTrader」のベータ版を提供開始したことを発表した。

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AppTraderは、iOS、Androidの各マーケット上に登録されたスマートフォンアプリに関わるすべての権利を売買するためのプラットフォーム。グローバルでの取引を想定して設計されている。売買が成立すると、アプリの所有権のみならず、ソースコードや開発に必要な関連ファイル、既存ユーザーなど、アプリに付随するすべての資産を譲渡することになる。

Lotus・Fでは、AppTraderの提供背景について、「アプリの売買をアプリビジネスにおける収益化の一手法として定着させることが目的」と説明。日本国内の現状を「仲介者を利用する事が多く、売買金額の高いアプリのみが市場に出回りがち」と分析したうえで、「AppTraderでは個人でも取引が可能なため、比較的に安価なアプリも扱える」と紹介している。

また、WebサイトのM&Aとの違いとして、「アプリは、Webサイトと異なり、一部のメディア系を除くと、ツール・ゲームアプリなどの直感的に操作しやすいものが多く、言語依存度が比較的低いため、グローバルに展開しやすい」と解説している。

今回公開されたベータ版では、アプリの売り手側の先行登録を受け付ける。正式リリースは7月上旬を予定。アプリの売買は、正式リリース後に開始する。