元オセロで女優・中島知子らが出演する映画『東京~ここは、硝子の街~』(2014年秋公開)が第38回モントリオール世界映画祭の正式招待作品として選出されることが12日、明らかになった。

映画『東京~ここは、硝子の街~』に出演する中島知子

本作は、「東京」を舞台に"人間の本性"を描く作品。大学院生でありながら、新宿2丁目でバーを経営するモデル・トオル(木村敦)は、ある日、ヨン(JK)という韓国人男性と出会い、恋に落ちる。並行して20年前の殺人事件が絡み、作家・三島由紀夫の『仮面の告白』が現代と当時の事件をつなぐ鍵となる。中島は、大学院で日本文学を研究している教授・赤木春子役として出演する。

この知らせを受け、本作でメガホンをとった寺西一浩監督は「中島さん、やったね! 女優魂見せたね!」と中島にメッセージを送り、「白熱の演技を日本をはじめ世界のたくさんの人達に見てもらえて、評価されて、僕もとても嬉しいです」とコメント。「JKも韓国から喜んでます」と伝え、「大原英嗣プロデューサーの献身的なサポートにも感謝してます。応援頂いたすべての皆様、本当に有難うございます」と感謝の言葉を寄せている。

同映画祭は、1977年に開始されたカナダ最古の国際映画祭の1つで、国際映画製作者連盟(FIAPF)が公認するコンペティション形式の映画祭。毎年8月にケベック州のモントリオールで開催され、今年は8月21日から9月1日まで行われる。