新日鉄住金ソリューションズは6月9日、製造業などの現場を対象に、「スマートグラスの導入検証サービス」を提供開始すると発表した。その第一弾として、クラウド基盤absonne(アブソンヌ)から「遠隔作業支援アプリケーション」を提供する。

遠隔作業支援アプリケーションは、スマートグラスと拡張現実感(AR)技術を活用したソリューション「ARPATIO」の1つ。これにより、作業者はハンズフリーのまま情報を表示・確認し、作業を行えるほか、離れた場所にいる担当者との作業指示や状況の確認といった情報連携を円滑に行うことができるという。

遠隔作業支援アプリケーション利用イメージ

今回、同社が発表した遠隔作業支援アプリケーションでは、別途、スマートグラスの手配が必要となるが、クラウドを活用した検証環境や検証結果レポートの作成などが可能になる。

ARPATIOの対応する各種スマートフォン一覧

同社は、「どうすれば業務に役立つか」や「どうすれば業務を効率化できるか」「どうすれば業務を高度化できるか」などの導入対象の整理・検証に役立ててほしいとしている。

新日鉄住金ソリューションズが提供するAR技術を活用したソリューション