東陽テクニカは6月2日、CFP2/CFP4インタフェースに対応した100G Ethernet測定器「dX2-100G モジュール」を発表した。

スマートフォンの普及やクラウドの幅広い分野での活用により、国内のIPトラフィックは急激に増加している。急増するIPトラフィックへの対応のため、通信キャリアやサービスプロバイダではバックボーンへの100G Ethernetの導入を進めているが、クラウド事業者やデータセンター、そしてエンタープライズバックボーンなどでも100G Ethernetの導入に向けた検討を始めている。しかし、データセンターやエンタープライズバックボーンへの100G Ethernetの導入には、インタフェースをより小型化しポート密度を高めることや、これまで高価であったポート単価、および消費電力を低く抑えることが必要とされている。

同製品は、東陽テクニカが総代理店である米国スパイレント・コミュニケーションズ社が提供する100G Ethernet対応の測定器で、CFP2インタフェースに対応した100G Ethernetを4ポート搭載するのに加え、専用アダプタにより新世代の小型インタフェースであるCFP4インタフェースも動作が可能となっている。さらに、トラフィック試験において重要とされるパケットジェネレータ機能とアナライザ機能に特化し、全てのポートで100Gワイヤレートでのトラフィック送受信が可能。また、発売中のSpirent TestCenterシャーシに搭載することで、1シャーシ当たり最大48ポートの100G Ethernet負荷試験(4.8Tbpsに相当)が実現できる。この他、ポート密度を従来製品の2倍に高密度化していると同時に、ポート単価を約50%、ポート当たりの消費電力を約70%低減している。

なお、予定価格は約2800万円(税別)から。すでに販売を開始している。

「dX2-100G モジュール」