バッファローは6月2日、同社のダウンロードサイト内の一部のファイルが改竄され、そのファイルをダウンロードしたユーザーがいることが判明したと発表した。ファイルをダウンロードした場合、ウイルスに感染して、不正送金の被害を受けるおそれがあると注意を呼びかけている。

ダウンロードサイトにおけるウイルス混入について説明するバッファローのWebページ

改竄されたファイルは以下のとおり。

無線LAN製品

製品名 ファイル名
エアナビゲータ2ライト Ver.1.60 airnavi2_160.exe
エアナビゲータライト Ver.13.30 airnavilite-1330.exe
エアナビゲータ Ver.12.72 airnavi-1272.exe
エアナビゲータ Ver.10.40 airnavi-1040.exe
エアナビゲータ Ver.10.30 airnavi-1030.exe
子機インストールCD Ver.1.60 kokiinst-160.exe

外付ハードディスク製品

製品名 ファイル名
DriveNavigator for HD-CBU2 Ver.1.00 drivenavi_cbu2_100.exe

ネットワークハードディスク(NAS|製品

製品名 ファイル名
LinkStationシリーズ ファームウェア アップデーターVer.1.68 ls_series-168.exe

CPUアクセラレータ製品

製品名 ファイル名
HP6キャッシュ コントロール ユーティリティ Ver.1.31 hp6v131.exe

マウス付属Bluetoothアダプタ製品

製品名 ファイル名
BSBT4D09BK・BSBT4PT02SBK・BSMBB09DSシリーズ(マウス付属USBアダプタ)ドライバーVer.2.1.63.0 bsbt4d09bk_21630.exe

上記のファイルを1. 5月27日午前6時16分から午後1時までの間にダウンロードして解凍・実行し、オンラインバンキングにアクセスした場合、IDやパスワードが奪取され、不正送金の被害を受けるおそれがある。

同社は、感染が疑われる場合、オンラインバンキングの接続を止めるとともに、シマンテックもしくはマカフィーのセキュリティソフトの最新版でウイルス駆除を行ったうえで、オンラインバンキングのパスワードを変更するよう促している。

ダウンロードサイトは、すでに委託先をCDNetworksから別な事業者に振り替えて、サービスを再開している。