Retinaの威力とスペースの有効活用

前述の通り、筆者のMacは15インチRetinaディスプレイ搭載のMacBook Pro。mStandに載せず作業をしていた頃は、より広いデスクトップの方が快適だったことから、標準よりも細かい1920×1200ピクセルや1680×1050ピクセルの解像度にスケールして使っていました。 しかしmStandで目とディスプレイの距離がおよそ倍の1mほどまで広がったことから、細かめにスケールしたディスプレイでは文字が小さすぎるように感じるようになりました。そこで、標準の1440×900ピクセルのRetinaに最適な解像度に合わせて使うようになりました。

ディスプレイの解像度を調整しても、Retinaディスプレイの場合、文字や画像、線などがぼやけずきれいなままサイズを変更してくれるため、使用環境が変わる際にRetinaディスプレイの威力を大きく感じることができました。

また、mStandを使うようになって、デスク上のスペースの有効性も高まりました。

デスクに直接MacBook Proを置いていた頃は、当然のことながら、本体を置いているスペースは完全にデッドスペースになり、さらに本体の奥、つまりディスプレイの裏側の領域にもアクセスができなくなります。例えば、手元でノートを書きながらパソコンを操作する、となると、Macを少し机の奥に置いて、手前をデスクスペースにし、手前のノート、奥のパソコンを行ったり来たりさせなければなりません。

mStandの場合、本体は机の一番奥に鎮座することになりますので、手前のデスクスペースの利用が非常に快適になります。また、キーボードとトラックパッドは外付けのものを使うことになりますが、本体よりも手軽にどかすことができ、より広いデスクスペースが必要な際にもすぐに用意ができます。

mStand本体。スタンドの下の部分にもものを置くことができ、例えばペンケースなどを置いてすぐに取り出せるようにしておくことができる。スピーカーを置いてもよいだろう。本体を置くと、この部分は目隠しになり、見えなくなる

さらに、mStandの本体の下のスペースは空洞になっているので、ペンケースなどを置いて、有効活用することができます。本体のおかげで目隠しされて、机がさらにすっきり。例えば、この下のスペースに外付けスピーカーを置いても、良さそうですね。