エーアンドエーは5月26日、「Solibri Model Checker」のチェック結果ファイル(BCF)を、IFC取り出し対応の「Vectorworks2014 (Designer、Architect、Landmark)」上で素早く確認できる「BCFツール」の無償提供を開始した。

「BCFツール」は、VectorworksにBIMモデルの標準注釈フォーマットであるBIM Collaboration Format データを取り込むためのVectorworksプラグイン。BCFファイルに含まれる情報を取り込むことで、Vectorworks上で建築モデルのチェック結果に基づいたビューと該当オブジェクトを表示し、チェッカープログラムで指摘された箇所を容易に確認でき、BIMモデルの修正や変更をより効率的に行えるようになる。

BCFツールの機能により、BCFファイルは、Vectorworks上の「BCF」メニューから取り込みがすぐに行える。対象の図面ファイルを開いた状態でBCFファイルを取り込むと、「BCF確認」ダイアログが表示され、問題箇所のサムネイルビューと具体的な問題点リストで一目でも問題を把握できる。

専用ダイアログから簡単に取り込めるBCF情報

また、「BCF確認」ダイアログ内のリストから確認・修正したい問題項目を選択することで、図面ファイル内の問題箇所を即座に表示することが可能だ。BIMモデルは規模が大きくなるほど、問題の発見やその位置の特定が困難なるが、BCFツールによって、複雑な建物モデルであっても、Soribri Model Checkerがチェックした問題の箇所をすぐに修正できる。