ソフトバンク・テクノロジーは5月30日、ソフトバンクモバイルの運営する業務システムに、Hadoopによるスケールアウト型の分散処理環境を導入したと発表した。

ソフトバンクモバイルは、契約件数増加などに伴う処理件数増加に伴い、Hadoopによるスケールアウト型分散処理環境の構築を検討していた。

高価なハードウェアやアプリケーションが不要で、必要に応じて柔軟に性能を高められること、数年後に同様のシステム更改があった場合もスムーズに対応可能であることが評価され、今回のシステムが採用された。

Hadoopの仕組み

今回、旧システムと比較して処理時間を最大4分の1に圧縮するとともに、従来型のシステム構築の最大10分の1のコストで新システムを構築した。分散処理環境によってシステムの信頼性や稼働率が高まり、運用リソースやコストの削減も実現している。