NECは5月30日、100ギガビットインタフェースをサポートし、フルルート(Pv4で最大100万、IPv6で最大20万の経路情報を収容可能)に対応する、次世代型ハイエンドコアスイッチ「IP8800/S8600」の販売を開始したと発表した。

同製品は、100ギガビットEthernet回線をサポートし、Ethernetスイッチとしては、通信事業者の運用にも十分に耐えるフルルート対応の経路テーブルを備え、フォワーディングテーブル(約60万)やフィルタ/QoSエントリ(50万以上)に対応する。

急増している無線LANなどを通じたスマートデバイスの利用に対応するため、ARPエントリ数をはじめ、レイヤ2ネットワークを通じて多くの端末を直収可能な収容能力を備えている。

そのほか、フォールト・トレラント・アーキテクチャの採用、全ポートのリンクアグリゲーション対応、リングプロトコル実装により、高い信頼性を実現している。

同製品はポート数が異なる3つのモデルが用意されている。各モデルの価格は、100Gポートが4個の「IP8800/S8608」は1,425万円から、100Gポートが8個の「IP8800/S8616」が1,590万円から、100Gポートが16個の「IP8800/S8632」は1,715万円からとなっている(いずれも税別)。

左から、IP8800/S8608、IP8800/S8616、IP8800/S8632