アドビ システムズは28日、ガートナーの調査レポート「Magic Quadrant for Multichannel Campaign Management(マルチチャネルキャンペーン管理分野のマジッククアドラント)」2014年版において、「リーダー」に選ばれたと発表した。

「Adobe Marketing Cloud」のWebサイト

同レポートにおいて同社は、「ビジョンの完全性」の項目で最上位のポジションを獲得した。その評価基準となったのは、市場の理解、マーケティング戦略、販売戦略、サービス/製品戦略、ビジネスモデル、業種/業界戦略、イノベーション、地理的戦略だ。一方、ベンダーの「実行能力」については、製品/サービス、企業としての全体的な存続性、販売実行能力/価格設定、市場対応力と実績、マーケティングの実行能力、顧客エクスペリエンス、経営が評価基準となった。

また、同社が位置づけられた「リーダー」とは、「基本的なキャペーンと高度なキャンペーンについて、包括的にキャンペーン管理パフォーマンスを大幅に向上させ続けることのできる企業」であり、こうした企業は市場の見通しに優れ、市場に深く浸透し、市場での勢いも力強く、キャンペーン管理ビジネスの成長について、戦略的なビジョンを掲げているとしている。

今回の評価を受けて、アドビ デジタルマーケティング部門マーケティング戦略担当バイスプレジデントのスレシュ ヴィタル氏は、「ビジネスを成功させる上で、強固な顧客データ管理を行い、デジタルチャネルと従来型チャネルのすべてを横断する形で、個々の ユーザーに合わせた高度なプログラムを実行/提供する能力は、不可欠な要素となっています。マーケターは「Adobe Marketing Cloud」の主なソリューションのひとつである「Adobe Campaign」を使用することで、自社の顧客との関係を構築/拡大できます。今回、最先端のビジョンを持つ企業としての評価を得たことにより、業界最高のキャンペーン管理ソリューションをお客様にお届けしようという当社の取り組みが、あらためて実証されました」とコメントしている。

なお、マイナビニュースでは、同社のクラウドサービス「Adobe Creative Cloud」に関するアンケートを実施しているため、併せて参照してみてほしい。