日本IBMは5月21日、今秋から東京都文京区・荒川区・千代田区の集合住宅向けに電力供給ビジネス(高圧一括受電サービス)に参入する東京ケーブルネットワークにスマートメーターなどを提供すると発表した。

東京ケーブルネットワークは、事業エリア内のマンションを対象に高圧一括受電サービスおよびエネルギー管理支援サービスを提供する。高圧一括受電サービスを契約したマンションの各住戸にはスマートメーターを設置し、既存の電力会社よりも安い料金で電力を供給する。

IBMは、東京ケーブルネットワークに対し、スマートメーターからのデータ収集や管理、可視化サービスといったMEMSアグリゲータの基盤となるシステムの構築を支援する。

新システムでは、「IBM WebSphere Operational Decision Management」を協和エクシオの「Adaptive Biz Service」に組み込んで活用することにより、季節別や時間帯別など多な電力料金プランを柔軟かつ迅速に作成するとを可能にする。基盤には、IBMのクラウドサービス「SoftLayer」を利用する。