ボルボ・カーズ・グループは4月30日、スウェーデン・イェーテボリ市の公道で自動運転の実証実験を実施したと発表した。

今回の実証実験は、「ドライブ・ミー:持続可能なモビリティのための自動運転」プロジェクトによるもので、100台の自動運転車を日常的な利用条件下で公道を走らせるというもの。同社に加え、スウェーデン運輸管理局、スウェーデン運輸庁、リンドホルメン・サイエンス・パーク、イェーテボリ市が共同で取り組んでいる。さらに、スウェーデン政府も同プロジェクトを支援している。最初の実験車は、すでにイェーテボリ市内を走行しており、最新のオートパイロット技術が順調に機能しているという。

実験車は車線追従、速度適応、合流をすべて自動で行うことが可能。これを最終的に、実験ルート全体を高度な自動走行モードで走れるようにすることを目標に掲げている。同プロジェクトのユニークな点は、立法府の議員、運輸担当の行政機関、市、自動車メーカー、最終ユーザーのすべてが参加している点にある。参加するユーザーは、イェーテボリ市内および周辺約50kmの決められた道路で、日常的な利用条件のもとに実験車を走らせている。これらの道路は、通勤の車が走る標準的な幹線道路で、高速道路の区間や渋滞発生区間も含まれている。

ボルボ・カーズ・グループは、スウェーデン・イェーテボリ市の公道で自動運転の実証実験を実施した

自動運転のイメージ写真