台湾のオートバイメーカー、KYMCOは6月16日、空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載したスポーツバイク「A.I.R 150」を発売する。コンパクトなボディに、本格的なリターン式5速トランスミッションを装備する。

「A.I.R 150」

同モデルのエンジンは150㏄の空冷単気筒OHCの4バルブエンジンで、最高出力は12.89PS。フリクションロスを低減させるローラーロッカーアームや日本製フューエルインジェクションを採用し、燃費性能も高い。50km/h定地走行で58km/リットルを達成した。

サスペンションは、フロントに250ccクラスのスポーツバイクと同等のインナーチューブ径37mmのテレスコピックを採用し、リアはプリロード調整機構付きのツインショックを装備。ホイールは12インチ、ブレーキはフロントがディスク、リアはドラムとなる。

装備は非常に充実しており、LEDテールランプやLEDウインカーを標準装備。ヘッドライトはハロゲンランプのマルチリフレクターだ。メーターは回転数を針式、スピードをデジタル式としたマルチファンクションLCDタイプを採用する。シートカウルには小物入れも装備した。ボディカラーはホワイト、ブルー、イエローの3色が用意され、価格は32万2,920円。