「先帝祭」上臈(じょうろう)道中

山口県下関市では5月2~4日にかけて、「しものせき海峡まつり」を開催する。

屋台では下関グルメも楽しめる

「しものせき海峡まつり」は、関門海峡の初夏の風物詩で「下関の三大祭り」のひとつにも数えられている。関門海峡を舞台に繰り広げられた史実を基にした歴史情緒豊かなお祭りで、関門海峡沿いの一帯や巌流島を舞台に開催する。

2日は赤間神宮にて、御陵前祭、安芸神楽「壇ノ浦」、平家一門追悼祭・筑前琵琶、安徳帝正装参拝を開催。安徳帝正装参拝では、萱島着物研究会が安徳帝・武将・女官など当時の装束を再現し、参拝する。

3日は源平最後の戦いとなった関門海峡をバックに、先帝祭や源平武者行列などを開催。源平武者行列は、甲ちゅうに身を包んだ武者と美しい衣装をまとった官女たちが源氏と平家に別れて市内を行進する。関門海峡・唐戸沖では、鎧武者が乗り込んだいくさ船が合戦模様を再現する源平船合戦を実施する。

メイン会場では、源平弓合戦や源平もちまきなどのイベントも行われ、10時30分からは「源平ふく鍋」を2,000杯限定(1杯300円)で提供。また、下関グルメ屋台も出店する。さらにカモンワーフ前ボードウォークでは、下関市民約1,000名がしゃもじを持って踊る、八丁浜総踊り八丁浜(はっちょはま)総踊りも行う。

源平船合戦

  4日は武蔵と小次郎の戦いで有名な巌流島で、「巌流島フェスティバル」を開催。巌流島決闘の再現や、関門大綱引き、ファミリーピクニックコンサート(出演:影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし)などを開催する。料金は料金(船代込み)で大人1,800円、小人900円。雨天・荒天時はシーモールホールで入場料大人1,000円、小人500円。

また、赤間神宮では本殿祭・出御祭、御神幸祭を実施する。

巌流島フェスティバル

イベントは、雨天時・荒天時は中止・または変更になる場合もあり。詳細は、しものせき観光ホームページでも案内している。