NTTコミュニケーションズ(以下、NTTCom)は、「Arcstar Universal One」のネットワーク仮想化技術による機能高度化したオプションサービス「Arcstar Universal One Virtual」の申し込み受付を4月25日より日本国内で開始し、5月30日よりサービスの提供を開始すると発表した。

「Arcstar Universal One」利用イメージ

本サービスは、既存のネットワーク環境、利用中の端末やネットワーク機器などに依存することなく、「Arcstar Universal One」やインターネット環境の上に、専用アプリやアダプタを利用して、仮想ネットワークを構築(オーバーレイ)できるサービス。

既存ネットワーク環境やIPアドレスを変更せず、新規にネットワークを構築でき、利用用途や目的に応じたネットワークを自由に構築することが可能で、専用アダプタの設置や専用アプリのインストールと、ビジネスポータル上での設定だけで、新たなネットワークを構築できる。

また、追加/変更などの手続きは、ビジネスポータルからオンデマンドで設定可能で、既存ネットワーク資源を活用できるので、新たなコストをかけずにネットワークの構築ができ、海外拠点の開設や数か月の期間限定利用向けにも、インターネット環境だけで低コストにネットワークの構築ができる。

提供されるプランは2種類で、Windows PCやタブレット、スマートフォンなどの端末に仮想ネットワーク接続用の専用アプリをインストールしたり、端末数台での利用や端末単位の細かな設定が必要なケースに最適な「アプリタイプ」と、ルーター下部に専用アダプタを設置することで、専用アダプタに接続されているすべての端末を仮想ネットワークに接続させることが可能で、且つ1拠点で端末数十台を利用するケースに最適な「アダプタタイプ」。

それぞれの月額利用料は1IDごとに、「アプリタイプ」が250円(税別)、「アダプタタイプ」が1,500円(税別)となっている。 なお、提供エリアは日本、米国、シンガポールなど、24カ国/地域。2014年9月までに29カ国/地域に拡大する予定。