サイボウズとサイボウズスタートアップ(Cstap)は4月23日、サイボウズの業務アプリクラウド「kintone(キントーン)」と連携するクラウド帳票サービス「プリントクリエイター」の提供を同日より開始すると発表した。

プリントクリエイターの利用方法の略式図

kintoneは、Webデータベース上の蓄積データを活用してビジネスアプリを作成できるプラットフォーム。営業の案件管理、利用者からの問い合わせ履歴やクレーム対応の管理、プロジェクトの進捗やタスク管理などのさまざまなデータを利用できる。また、プログラムの専門知識がなくてもマウス操作だけでアプリを作れる。アプリ上のデータはブラウザ上で閲覧する。

プリントクリエイターは、kintoneのアプリに登録したデータと未記入の帳票とを合成し、入力済みの帳票を作成できるサービス。合成後の帳票はPDF形式で出力でき、画面イメージのまま用紙に印刷できる。ライセンスでのユーザー数の制限がなく、kintoneのユーザーであれば利用できることも特徴だ。

プリントクリエイターは、PDF形式のテンプレートファイルを登録することで未記入の帳票として利用できるほか、合成した帳票レイアウトのデータの表示位置や文字の色、大きさなどを自由に調整できる。複数の帳票レイアウトを一元管理し、必要なときに切り替えて出力することも可能。

請求書フォームに文字を配置する設定画面

また、利用者ごとに帳票をどのレコードで出力したのかをPDF出力ログで管理する機能を搭載。5月以降に画像ファイルの取り込み機能、QRコードの自動作成機能を追加するとしている。

プランは現在ライトコースのみの提供となるが、5月以降に利用できる機能が多いスタンダードコースを追加する。価格はライトコースが月額6,000円、スタンダードコースが月額9,000円。無料で30日間使用できる体験版もある。