ソーシャル分析以外の3つの可能性

iTunes Storeに関する劇的な刷新の可能性についての噂がささやかれる理由も、デジタル音楽市場の縮小や、iTunes Radioがこれに対して対策を打てていないという評価から来るものだ。ソーシャル分析以外に3つ可能性があるとしたら、次のようなものだろう。

  • ハイレゾ対応

日本でも話題になり始めたより高品位の楽曲再生。例えばiTunes Radioは低音質、購入するとより高音質のハイレゾ音源が聴ける、という仕組みだとありがたい。しかしハイレゾ再生を生かすためには、iPhone、iPad、Macなどのオーディオチップやイヤホンジャック、イヤホンそのものをより高品位なものにする必要がある。また、1曲200MBのという大容量になるため、iPhoneやiPadの更なる大容量化や、ハイレゾか通常音質かを選んでダウンロードして、容量が節約できる仕組みも合わせて必要だ。

  • Nearby機能

App Storeには既に導入されているが、位置情報を活用して、近所で楽しまれている音楽を知ったり、ストリーミングで聞くことができるNearby機能を音楽に適用するというアイディア。街ごとにプレイリストができる感覚は、新しい音楽の出会いや聴き方を体験できるようになるのではないだろうか。