遠く離れた友人や知人に気軽にやりとりできる昨今、わざわざ郵便で文を出すなんてなんだか雅(みやび)な印象すらあります。とはいえ、何かと用事があるのが日本の郵便局。そこで日本に住む20人の外国人に、母国の郵便局と日本の郵便局の違いを聞いてみました。

■日本の方が並ぶ時間がかなり短いので、良いサービスを提供していると思います(チュニジア/40代後半/男性)

■サービスです。フィリピンはサービスは遅いです。郵便物がなくなることもあります(フィリピン/40代前半/女性)

■母国の方が作業が遅い(トルコ/20代後半/男性)

作業が早くていい! というご意見。郵便局では長蛇の列ということがよくありますが、海外でもそれは同じ。でも、日本の郵便局は母国に比べるとマシなようです。郵便物がなくなることは日本でもあるものの、頻度が違うのでしょうか。

■日本の方はすごくシステマチック、そして相談にのってくれるのです。あと、郵便局だけではなく口座も持てて送金などができます。結構便利だなといつも思います(イラン/20代前半/女性)

■日本の郵便局は韓国より金融関係のことで利用する人が多い(韓国/30代前半/女性)

■母国では郵便局が銀行業務を行っていません(シリア/30代後半/男性)

■ロシアの郵便局は銀行がありません(ロシア/20代後半/女性)

■最初は日本の郵便局に銀行が付けていることが「違うなぁ」と思ったことがあります。今ではブラジルの郵便局にも銀行がありますから、同じようになってきました(ブラジル/30代前半/男性)

意外と多かったのがこのご意見。郵便局はどんな辺鄙(へんぴ)な町にも必ずひとつはありますから、ゆうちょ銀行はありがたい存在ですよね。

■個人が物を送り合うには、郵便局から郵便局に送り合う。受け取りは、郵便局に取りに行かなくてはいけません(マリ/30代前半/男性)

日本でもかなり田舎に行けばこんな感じかも?

■日本の郵便局でいろんな物(野菜とか)売るので、ちょっと変わっているなぁと思いました(ギリシャ/30代前半/男性)

筆者の自宅の近所では野菜を売っている郵便局はありませんが、保険も買えるしお中元や梅干しも買える通販業務をやっていることがありますから、「いろいろ買える」は広い地域で言えることかもしれません。

海外では郵便局では郵便業務のみ、というのが一般的のよう。海外では長距離バスターミナルに郵便局がくっついていたりすることがあり、人の集まるところ、そしてその国で特に需要のあるものと組み合わさっているのかもしれません。

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