東芝ソリューションは4月15日、フィルムや不織布などのシート製品製造業に向けて「ウェブ外観検査装置M9100 自動感度設定機能搭載版」販売を開始すると発表した。最小構成価格は1,200万円(税別)。今後3年間で100台の販売を見込んでいるという。

今回販売を開始する「ウェブ外観検査装置M9100」は、CCDセンサカメラと照明を使用し、フィルムや不織布、非鉄製品などのシート上に発生する欠陥検査を行うシステムだ。

従来のM9100シリーズに 新たに強化された「自動感度設定機能」を採用することで、製造ラインにおける表面状態の変動への追従精度が大幅に向上した。また、製品の良品ばらつきに自動で対応することで製品歩留まりを向上し、検査精度の向上と製品品質の安定性を確保できる。

そのほか、M9100の標準仕様、「自動調光機能」、「自動露光制御機能」と「自動感度設定機能」を組み合わせることで、初期パラメータ設定時間の大幅な短縮(従来の1/10程度の時間)が可能となり、多品種少量生産のラインでの生産効率向上に貢献できるとした。