NECは4月15日、ユニファイドストレージ製品「iStorage Mシリーズ」のラインアップを強化し、基幹システムやクラウド基盤などの統合基盤向けに高信頼モデル「iStorage M5000」を発売開始した。

iStorage M5000

同製品は、NECの独自技術「X4アーキテクチャ」(ディスクアレイコントローラを4個搭載し、CPUやキャッシュ、電源、ディスクパスなどを4重化することで、故障時も性能を低下させることなく安定した運用を継続させる技術)により、従来機「iStorage M700」と比べて2倍となる4台のコントローラや計8個の冗長電源構成をとることが可能。

ストレージの内部通信(内部バス)に12Gbps SASを採用することで、処理性能をiStorage M700と比べて約2倍に向上しているほか、最大64個のファイバチャネル対応ホストポートを搭載しており、HDDを最大1,536台まで拡張できる。

同製品は、NEC神奈川データセンターで4月よりサービスを開始した「NEC Cloud IaaS (ハイアベイラビリティ:HA)」を支える基盤として利用されている。

出荷は4月25日に予定されており、価格は2,194万円から(税別)。