ON Semiconductorは、マシンビジョン、検査および動作監視、ITSをはじめとするセキュリティおよび監視用途など、一般的な産業用画像処理アプリケーションのニーズに対応するように設計したCMOSイメージセンサ「PYTHONファミリ」の最初のデバイス群として、300K/500K/1.3Mピクセルの「PYTHON 300/500/1300」を発表した。
同ファミリは、同社の保有する小形ピクセル・サイズの相関二重サンプリング(CSD:Correlated Double Sampling)によるグローバルシャッタ画像処理を可能にする「ipCDS(In-pixel CDS)テクノロジ」などを活用することで、CCDと同様の光学性能を実現しており、9e-以下の読み出しノイズ、7.7V/ルクスの感度および毎秒850フレームのフレーム・レートによる歪みのない高速移動場面のキャプチャを可能にしているという。
また、高度に設定可能なシーケンサによって、センサ設定に対する高速なオンザフライアップデートをサポートしており、センサ動作をアプリケーションの正確なニーズに合わせることが可能だとする。
なお、同ファミリとして、近い将来、さらに解像度の高いセンサの提供も予定されているという。
