ソニービジネスソリューションはこのほど、デジタルペーパー端末「DPT-S1」を活用し、ネットワークを介して会議・授業の資料の配布や検索を可能にする「デジタルペーパー会議ソリューション」を、大阪大学と北海道大学に先行納入したことを発表した。

会議や授業で紙の資料を用いる場合、印刷や配布、回収、廃棄など多くの手間がかかる。「デジタルペーパー会議ソリューション」は、資料を電子化し、ネットワーク上で共有することで、これらの手間を削減できる。また、紙の資料を使う場合と比較して、直前の資料差し替えに対応しやすく、情報漏えいリスクの低減や情報セキュリティ強化も可能になる。

会議の参加者は、各自の端末から手書きでメモなどを自由に書き込め、データを保存しておけば会議後でも自由に閲覧できる。

「デジタルペーパー会議ソリューション」のイメージ

同ソリューションは3月に大阪大学 未来戦略機構と北海道大学 獣医学部に先行納入された。大阪大学にはデジタルペーパー会議サーバーソフトウェア「DPTS-M1L100」とサーバー1台、デジタルペーパー端末30台が納入され、北海道大学には「DPTS-M1L100」とサーバー1台、デジタルペーパー端末55台が納入されている。

これらのソリューションは5月から販売を行う予定。システムトータルの想定価格は340万円~。