ICANN公認レジストラのインターリンクは、新たなgTLDとして同社が申請している「.MOE」について、4月11日よりファウンダーズプログラムを開始すると発表した。

「.COM」や「.NET」などのトップレベルドメイン(TLD)を管理するICANNは、2012年に新たなTLDの受け付けを開始。「.TOKYO」や「.OKINAWA」「.LONDON」などの地名や、「.CAR」「.SHOP」など一般名詞、「.CANON」など企業名といった様々なドメインが申請され、審査を経て、順次、ルートゾーンに追加されている。インターリンクが申請した「.MOE」も3月31日にルートゾーンに追加された。

このような新たなTLDのサブドメイン販売を開始する際には、商標保護などを目的に「商標権者優先登録(サンライズ)」が設けられるが、インターリンクではサンライズに先駆けて「.MOE」のファウンダーズプログラムを開始する。これは、「.MOE」を利用したWebサイトを公募するもの。たとえば、「akiba.moe」「アキバ.moe」など「(ローマ字・ひらがな・カタカナ・漢字による希望文字列).moe」を募集し、審査を行った上でそのドメインを1年間無料で提供する内容となっている。審査期間にもよるが、早ければ募集開始日にも「○○.moe」ドメインのサイトが公開される可能性もあるという。

ファウンダーズプログラムは4月11日から開始。「.MOE」のサンライズ期間などは以下の予定となっている。

  • 4/11~6/14 ファウンダーズプログラム応募受付期間
  • 4/11 ファウンダーズサイトの運用開始
  • 5/13~6/14 商標権者優先登録(サンライズ)
  • 6/18~7/19 先行登録期間(ランドラッシュ)
  • 7/22~ 一般登録受付開始

ファウンダーズプログラムに応募するサイトは既存サイトでも可。ドメインは2年目以降は有料となり、サイト継続の可否はインターリンクまたは応募者が選択する。なお、今回のファウンダーズプログラムは「.MOE」の告知がメインとなっており、応募条件として「.MOE」ドメインで公開したWebサイトをソーシャルメディアなどでアピールすることが挙げられている。

詳細は、同社Webサイトから。なお、この同社サイト「nic.moe」が「.MOE」ドメインの最初の公開サイトとなる。