キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は4月9日、デジタルカメラ医療画像管理システム「Medical Photo Solution」の販売を開始したと発表した。

同システムは、医療現場におけるデジタルカメラ画像の運用管理で発生する課題の解決を図ることができるソリューションで、キヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOSシリーズ」の無線LAN機能を活用することで、画像をワイヤレス経由で自動的にサーバに取り込み、Webアプリ上で表示して確認することができるほか、必要に応じて回転やトリミングなどもできるという。

また、電子カルテなどの上位システムから取得した患者属性情報を確認しながら、取り込んだ画像データに撮影者や撮影種別を付加し、電子カルテやPACSなどの画像管理システムに転送することも可能。さらに、転送が完了した画像をカメラ内のメモリカードから自動削除する機能も有しており、画像データの紛失といったセキュリティ上の課題も解決することができるという。

なおシステムの価格は50万円で、対応機種はEOS 5D/6D/7D/70Dで、5D/7Dでは別途Wireless File Transmitterが必要になるという。

Medical Photo Solutionの概要図