近藤科学(KONDO)は4月7日、コアレスモータを採用した高精度/高機能サーボ「B3M-SC-1040-A」および「B3M-SC-1170-A」を発表した。

B3M-SC-1040-Aは、コアレスモータを採用した高精度、高機能なサーボで、非接触磁気式エンコーダ(解像度12ビット/0.088°)を搭載し、ギヤはジュラルミンを採用している。通信はRS-485規格に準拠し、3Mbpsで通信が可能であり、6種類のコマンドを使ってメモリのデータ読み書きするだけで制御が可能だという。

また、ブラシレスと同等のパワーと性能を実現しつつ、モータをコアレスに、トップケースを樹脂製に変更することで価格を抑えることにも成功しており、従来の磁気式非接触エンコーダやサーボギヤ、RS-485規格の通信、制御基板などはそのまま利用することが可能だという。コマンドなども変更していないため、従来同様のプログラムで制御が可能となっている。

一方のB3M-SC-1170-Aは、KRS-6003HVのパワーを継承した高精度、高機能なコアレスサーボで、非接触磁気式エンコーダ(解像度12ビット/0.088°)を搭載し、ギヤはジュラルミンを採用。通信はRS-485規格に準拠し、3Mbpsの通信が可能であり、6種類のコマンドを使ってメモリのデータ読み書きするだけで制御することができる。。 また、最大トルク7.6Nmを実現しつつ、コンパクトなケースを採用することで組み込みやすくしたほか、金属製のケースを採用することで強度も兼ね備えたものとなっている。

なお2製品ともに価格はオープンだが、参考価格としてB3M-SC-1040-Aは2万2000円(税別)、B3M-SC-1170-Aは2万7000円(税別)となっている。

「B3M-SC-1040-A」の外観

「B3M-SC-1170-A」の外観